グラフをつける
場帳とともにもう一つ重要なツールがある。
それがグラフだ。
グラフといっても、ネット上にあるグラフではない。
どこの証券会社でも今やネットからグラフが見られるようになっている。でも、このグラフを使用してはいけない。
理由はいろいろとあるのだが、一番重要なことは、動きを実感できるグラフではないからだ。
少し、わかりにくい表現になってしまう。でも、ここはとても重要な部分なので、またあらためて詳しく説明する。
では、どんなグラフを使うのか。
自分で作るのだ。自分でグラフを書く。
といっても難しいところは何もない。
場帳で毎日終値をつける。その終値をもとにグラフを作成する。終値だけのグラフだから、毎日数字は一つだけで、単純に折れ線グラフになる。
日本では昔からローソク足のグラフが使われてきた。これは伝統あるグラフだろうし、今や世界中で使われている。
相場をやっていると、ローソク足こそがグラフだと思い込みたくなる。ほとんどのチャートがローソク足で表示されているからだ。
また、ローソク足は上がったのか下がったのかが、色で判断できるので、視覚的にわかりやすさがある。
でも、作るのはローソク足ではない。折れ線グラフを作るのだ。
これは単純にローソク足が作るのがめんどうくさいからとかいう理由からではない。
本気で作ろうと思えば、自分でローソク足のグラフだって書ける。
でも、作るのは折れ線グラフだ。
それは、シンプルなグラフだからだ。余計な情報はいらない。情報はそぎ落とせば落とすほど価値がある。
ローソク足ではまだ情報が多すぎるのだ。
ローソク足は、始値、終値、高値、安値の4つの情報が一度に確認できるようになっている。
これはとても便利に思える。
一つのグラフからそれだけの情報が読み取れるのだから。
でも、実際に売買するのにここまでの情報はいらない。
もっとシンプルにすべきだ。だから、折れ線グラフになのだ。
折れ線グラフからわかるのは、日々の終値だけだ。
その終値を視覚的に見られるようになったものがグラフだ。
場帳で終値の数字を毎日確認する。こちらはデジタルな数字が並んでいく。
もう一つがグラフだ。こちらはグラフを通して日々の上がり下がりが見える。
用意するのはこの2つだけだ。
日々終値をチェックし、場帳につける。その場帳の終値をもとにグラフをつける。
これを繰り返していくことで、相場の動きがわかるようになる。
判断材料はほかに何もいらない。
これだけで十分なのだ。
というか、これ以上は余計なのだ。
先ほども言ったけれど、大事なことなので繰り返す。
情報が多いのが価値があるのではなく、情報はそぎ落とせば落とすほど価値があるのだ。
シンプルにすることで、見える世界がある。シンプルだからこそ、判断がしやすくなる。
だからグラフは折れ線グラフがいいのだ。
もし、今から相場を始めるなら、やることはこの2つだけだ。
また、今まで損ばかりしてきて、何か本当のやり方を探しているのなら、やることはこの2つだけだ。
毎日場帳をつける。毎日場帳をもとにグラフを書く。
10分もかからない作業だ。
でも、それは何万円もするよくわからない情報たちより価値のあることなのだ。
まずはここから始めよう。
これを2ヶ月続けることができたなら、相場の動きがよくわかってくるようになる。